大台社協のトピックス

アサギマダラの食事処(≧◇≦)

 今回は上楠 アサギマダラの会にお邪魔しました。 

アサギマダラとは

 羽を広げると10㎝にもなる大型の蝶です。アサギマダラは旅する蝶としても知られ、台湾や東南アジアなどから日本へやってきます。中には2500㎞もの長旅をして日本に飛来したものもいるようです。アサギマダラは、花蜜にアルカロイドという毒を含むヒヨドリバナやフジバカマなどの植物に好んで集まり体内にその毒を蓄えます。鬼滅の刃の胡蝶しのぶさんのモチーフになった蝶と言われています。 

フジバカマとは、

 フジバカマは秋の七草です。8~9月ごろ、少し涼しくなったころ5mmほどの小さな花を咲かせます。川沿いなど湿った場所を好みますが、護岸工事の進んだ現代では、珍しい花になりました。フジバカマの名の由来は、花の色が藤の花に似た紫色で筒状の花びらが袴のようであることから名付けられたそうです。 

 アサギマダラの会は、約4年前、御詠歌の練習中に世間話で「熊野古道を歩きに来る人を上楠に呼び込込めないか」と考え、どうしたらいいか悩んでいた時にテレビでフジバカマの話が出ており、上楠でもフジバカマを育てアサギマダラを呼ばないかと言うことになりアサギマダラの会が誕生しました。 今日の作業はフジバカマのかぶわけ! 代表の小西さんから、昨年の夏は暑く、花が少ししか育たず。アサギマダラが1~2匹しか来なかった。植えっぱなしでいいと思ったけど手をかけやんとあかんのやな。」「2~3年ごとに土を起こし肥料やり水をたくさんやらないと、りっぱな花がさかない。」などの話を聞きました。 

 かぶわけ作業は、等間隔に少し深めの穴をほり、肥料を入れ少しの土をかぶせ、その上にフジバカマの苗を置き土をかぶせ完成。 

 ここで問題 

 「なぜ直接、肥料の上に苗を置かず少し土をかぶせるのでしょうか?」 

 答え:浸透圧の関係で根が水を吸うことができず根腐れ(肥料やけ)を起こすため直接置くのはダメだそうです。野菜の苗も同じようにしないと根腐れを起こすそうです。みなさん、知ってましたか? 

 かぶわけ作業は、さすが男性陣力仕事はあっと言う間に作業が終わってしまいました。前田も苗を植える作業をしましたが少し屈んで土をかぶせる作業は脚に負担が・・ 男性陣は普段から体を動かしているのかスムーズに作業をこなしていきます。前田は完全に運動不足ですね(――〆) 

 9月の終わりから10月初め、少し涼しくなってくるころにアサギマダラが飛来してくる予定。次回は、アサギマダラが飛来してきた時にお邪魔させていただきます。

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